私は視覚に障害があります。
今回も、それでも元気に生きている私の日常をちょっとだけお話させて下さい。
今回は先日もディズニーリゾートに行ってきました編です。
私が子供の頃のディズニーは、今に比べればとてもアナログてした。開園当初は、今と同じフリーパスもありましたが、入園料+乗り物チケットもあったように思います。勿論お買い物は現金のみ(クレジットカードは使えたのかな?)でしたし、そもそもスマホが無かった時代ですから、電子化がされている訳はありません。
今のディズニーは文明が発達し、スマホを使いこなせなければ楽しむ事ができません。私は幸い、スマホ世代の娘が居ますので、完全お任せで有難ーーーく満喫させて頂いております。パーク内での飲食代の負担が、その代償ですけど笑
そんなディズニーですが、障害者にとって(高齢者や妊婦さん等含む)とても有難い配慮が色々あるんです。
まずはパークチケット、介助者一人を含め、少しだけ割引させて頂けています。「障害者だけ安くなるなんて不公平」とおっしゃる方も多いようですが、調べてみると、このような理由に基づいているようです。
1. 社会参加の促進と経済的負担の軽減:
* 移動や社会活動への参加を支援: 障害のある方は、健常者と比較して移動や社会活動への参加に困難や経済的な負担を伴う場合があります。割引制度は、これらの負担を軽減し、積極的に社会参加を促すことを目的としています。
* QOL(生活の質)の向上: 文化施設やレジャー施設へのアクセスを容易にすることで、障害のある方の生活の質を高めることが期待されています。
2. 障害者差別解消の理念:
* 平等な機会の提供: 障害者差別解消法をはじめとする関連法規や国際的な条約(障害者権利条約など)の理念に基づき、障害のある方もない方も、平等に社会生活を送る機会が保障されるべきという考え方があります。
* 合理的配慮の一環: 割引は、障害のある方が社会生活を送る上で必要となる「合理的配慮」の一環と捉えられます。
3. 福祉的な観点:
* 特別な配慮の必要性: 障害の種類や程度によっては、介助者の同伴が必要となる場合や、特別な設備やサービスが必要となる場合があります。割引制度は、このような特別な配慮が必要な方への経済的な支援という意味合いも持ちます。
* ノーマライゼーション: 障害のある人が、障害のない人と同様に地域社会で普通の生活を送ることを目指す「ノーマライゼーション」の理念に基づき、社会全体で障害のある人を支えるという考え方があります。
これらの理由から、多くの施設やサービスで障害者手帳を提示することで割引が適用され、障害のある方の社会参加を支援する取り組みが行われています。
次に、通称「ダス」と言われるサービスです。簡単に説明すると、ディスアビリティアクセスサービスと言って、ディズニーのアトラクションやグリーティング施設の列にならぶ時間を他の場所で過ごすことができるサービスです。
待ち時間の列にならぶのが難しい人向けのサービスで、身体障害や知的障害、発達障害のある子どもと一緒に安心してアトラクションを楽しめるようになっています。と公式HPに記載されています。更に詳しく知りたい方は、アクセスしてみて下さい。
最後に「音声ガイド」、これはオススメです!(健常者には必要ないですね)
大きめのスマホのような本体を借りて音声で案内してくれるサービスです。パーク内の案内は勿論、アトラクションの中の説明もしてくれます。
今居る場所やそこからのトイレ等の場所の説明、アトラクション内の説明です。
一番感動したのは「イッツアスモールワールド」。このアトラクションは、ボートに乗って色々な国をイメージした人形達が、歌ったり踊ったりする微笑ましいアトラクション。今までの私は、何となく音楽や雰囲気を楽しんでいるに過ぎませんでした。
しかしこの「音声ガイド」今居る場所の情景を全て解説してくれるんです。〇〇側に〇〇の格好をした〇〇人の子供達が楽しそうに〇〇している等等、目を瞑っている方が情景が伝わってくる程のアナウンスっぷりです。
以前に、映画館に「名探偵コナン」を観に行った時にも「音声ガイドアプリ」を使いましたが、いやーー、本当に凄いですね!
今回は、ダラダラと説明が長くなってしまいましたが、最後までご覧頂き、ありがとうございました。
今度は「Cマガジン」のメンバーと一緒にディズニーに行って、更なる発見をお伝えできればと思います!!
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