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エムスリー&ソニーグループが新会社設立 在宅リハビリ支援するサービス「リハカツ」提供開始

May 4, 2022

エムスリーとソニーグループは26日、テクノロジーと医療の知見を融合したソリューション事業を行う株式会社サプリムを設立したと発表した。新会社では、デジタル技術を活用して病気の治療を行うデジタル治療(DTx:デジタルセラピューティクス)を視野に、在宅でのリハビリ支援を行う身体機能改善事業や高齢期の虚弱(フレイル)予防事業、IoTを用いた医療センシング事業などを展開する。

エムスリーとソニーグループによる新たな取り組みに関するオンライン説明会より

エムスリーとソニーグループによる新たな取り組みに関するオンライン説明会より

エムスリーは、日本の医師の9割、世界の医師の5割が登録するプラットフォームを活用し、多様なサービスを提供している。また、ソニーは、「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」というPurpose(存在意義)と「人に近づく」という経営の方向性のもと、「人」を軸とした多様な事業を展開している。

新会社では「クリエイティブな発想と先進技術で、健康で楽しく暮らす人を一人でも増やす」ことを目指し、エムスリーが有する医療分野の知見やネットワークに、ソニーの最新テクノロジーとエンタテインメントのノウハウを融合し、患者が楽しみながら治療やリハビリを続けられるようなソリューションを提供していく。

サプリムでは人々が病の予防や治療、さらには病と共に生きる生活において、楽しく心が豊かになれるよう、デジタル技術を軸としたソリューションを提供する。その第1弾として、一人でできる在宅リハビリサービス「リハカツ」の提供を26日より開始する。

要介護認定者数は年々増加傾向にあり、そのうち脳卒中の後遺症者をはじめとした継続的なリハビリが必要な人は290万人とも推定される。退院後のリハビリを継続するためには、理学療法士や作業療法士による専門的な指導を受ける必要があるが、場所や時間、経済的な制約により、リハビリ施設の通所が困難であり、リハビリの継続を諦めてしまう人も少なくない。

「リハカツ」は、ソニーが長年開発を続けている「姿勢推定技術」と正しく運動が出来ているかを判定する動作解析技術を用い、「脳梗塞リハビリセンター」を展開する脳梗塞リハビリのエキスパートである株式会社ワイズの全面協力の下、身体の動きの評価や評価結果に合わせたトレーニングを提案する。

また、トレーニングが正しく実施できているかをAIが判定するため、いつでも、どこでも、何度でも、好きなだけ、自分のペースで身体に合ったトレーニングを正しく実施することができる。理学療法士によるリモートレッスンも定期開催し、質問の機会も設け、ひとりでは続けづらい運動を支援する。「リハカツ」は高齢者介護施設などでの利用も想定しており、近日中に実証実験を行う予定。

引用:ORICON NEWS

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