医療費、昨年度４８兆円で４年連続最高…高齢化や医療技術の高度化が影響

Sep 18, 2025

厚生労働省は、２０２４年度に医療機関に支払われた医療費の概算総額は４８兆円（前年度比１・５％増）だったと発表した。高齢化や医療技術の高度化などが影響し、４年連続で過去最高を更新した。

年齢別でみると、７５歳以上の後期高齢者が１９兆６０００億円（同４・１％増）、７５歳未満は２６兆１０００億円（同０・４％減）で、後期高齢者の医療費が初めて全体の４割を超えた。１人当たりの医療費は、７５歳以上が９７万４０００円、７５歳未満が２５万４０００円だった。

　概算医療費は、医療機関からの診療報酬請求に基づいて集計し、労災や全額自己負担の医療費は含まない。一方、昨年度末のジェネリック医薬品（後発薬）の使用割合は９０・６％に上昇した。特許が切れた先発薬の処方を患者が希望した場合の自己負担額が昨年１０月から引き上げられたことが影響したとみられる。

引用：yomiDr.

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