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長引く戦闘で負傷した人たちのリハビリを担う人材の育成を通じてウクライナを支援しようと、兵庫県がＪＩＣＡ＝国際協力機構などと連携して、ウクライナから医療従事者を招き研修を始めました。

 

ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナでは、爆撃などの影響で、脊髄を損傷する人が増えているとして、兵庫県はＪＩＣＡなどと連携し３日から今月末（２月すえ）まで、ウクライナの医療従事者３人にリハビリの研修を行うことにしています。
初日の３日、３人は兵庫県庁を表敬訪問し、斎藤知事が「今回の研修が皆さんにとって実り多いものになってほしい。１日も一刻も早くウクライナの皆さんに平和な日々が訪れることを願っている」とあいさつしました。

これに対し、研修団の代表を務める医師のユリアーナ・ルジャンチュクさんは「私たちがここで学んだ経験を共有し合い、実践していくためには皆さんのご支援が非常に重要です。このような機会を与えていただいたことに感謝したい」と応えていました。

表敬訪問のあと、理学療法士のペトロ・スマシリーさんは「日本の技術や経験を学びウクライナの患者にも最高のサービスを提供できるようにしたい」と話していました。

今後は、神戸市西区の県立総合リハビリテーションセンターで実際に患者のリハビリを行うなど、実習を通じて日本の最新技術を学ぶということです。

引用:NHK