「許せんな」 そんなコメントがあふれた。 4月9日、山形県の山形地裁で行われた裁判に全国の注目が集まった。75歳の男が、入院中にリハビリを担当していた23歳の理学療法士の女性にわいせつな行為をしたとされるものだ。
【写真を見る】「触られるのは珍しくない。でも笑顔で」75歳男が23歳女性理学療法士の下半身や胸を触る 不同意わいせつの裁判をきっかけに見えた実態(山形) 詳しくは関連リンクの記事【「性的欲求がたまっていた」75歳の男が23歳の女性にした許されない行為…不同意わいせつ裁判で語られたこととは(山形)】をご覧いただきたい。
この記事をネット上に掲載したところ、様々な反響があった。 中でも特に注目したいのが、現役の医療関係者などがアップしたと思われるコメントだった。 「以前看護師の方が、患者さんからセクハラを受ける度に心がしんでいくって話していた」 「みんながいるホールでセクハラがあり、上司もその場にいるのに利用者に注意できず、私たちが我慢しています」 「その人をよくしようと一生懸命にやっていたはずなのに。そんな奴ばっかじゃないと言いたいが」 セクハラやわいせつ事案は、入院患者や施設利用者が被害に遭うケースが時たま報道されるが、実は逆も多いのではないか。 そこで県内の関係者に取材を試みたところ、話だけならという条件でいくつかの声が聞けた。 「触られるのは珍しくないです。それはいやですよ。でも笑顔で仕事をしています」 そう話をするのは医療機関で働く30代の看護師(女性)。 第三者の目がある状況を作る、気をつける患者の情報を共有するなどの対策をとっている。ひどい場合は注意をすることもあるが、言える人ばかりではない。上司の対応について聞くと「話は聞いてくれるがそれだけの時が多い」と口にした。 「どうしても距離が近いので。仕方ないと思っています」 こちらは歯科医院で働く20代の歯科衛生士(女性)。 「口の中をのぞくと、体が患者さんの顔に近くなる。おかしな雰囲気を感じることもあります」また、わざとかはわからないが指をなめられたこともあるそうだ。今まで明確なセクハラには遭っていないが、注意したいと話した。
さらに、別のところからはこんな話も聞こえてきた。 「困っているのは女性だけではないですよ」 そう教えてくれたのは、県内の高齢者福祉施設に関わる男性。「女性はもちろん男性職員が触られるということも日常的にあります」 さらにこう続けた。「いい関係がいい介護につながると考えてしまう。だから言えない。まじめな人ほどがまんする気がする」 医療関係者や福祉関係者の中にもセクハラに悩む人たちがいる。 75歳の男の不同意わいせつ裁判。被害を受けた23歳の理学療法士の女性は、夢をかなえて職場で働き始めたばかりだったが、たった半年で適応障害と診断され休職している。 がんばろうと思った矢先だったからこそ、心の逃げ場がなかったのかもしれない。 この裁判の判決は26日に山形地裁で言い渡される。
引用:テレビユー山形
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