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理学療法士の指導を受け体を動かす受講者＝大分市賀来北の体力学校

健康運動指導士の河野吉喜さん（36）＝由布市挾間町＝が大分県大分市賀来北に「体力学校」を開いた。ボルダリングや綱登りを整備。子どもから高齢者まで、楽しく運動能力を高めるプログラムを提供している。 　河野さんは鹿屋体育大（鹿児島県鹿屋市）で高齢者の下肢筋力について研究。健康運動指導士として、大分市内の整形外科で関節疾患やスポーツによるけがの回復などをサポートしてきた。 　活動の幅を広げるため、4年前に独立。プロスポーツのトレーナーや高齢者の健康運動塾などに取り組んできた。これまで公民館やスポーツ施設を借りて活動。拠点をつくろうと、今年4月に体力学校をオープンした。 　ボルダリングや綱登り、うんていなどを整備。同大から借りた専門的な体力測定器もそろえた。幼稚園児から高齢者までの年齢や体力に応じた運動やヨガ、ダンスなど計8コースがある。

年齢や体力に応じた運動やヨガ、ダンスなど計8コースがある

シニア向け健康教室は理学療法士が講師を務める。綱渡りの感覚で体幹を鍛える「スラックライン」などを使い、段差などでつまずかない柔軟な体づくりを目指す。週1回、参加している女性（73）は「正座ができないほど膝を痛めていたが、少しずつ曲げ伸ばしができるようになりました」と話した。 　河野さんは「学びながら、体を動かす楽しさを感じることができます。運動が苦手な人こそ参加してほしい」と話した。 　現在、シニア向け健康教室などの生徒を募集している。 　問い合わせは体力学校（080・3967・2079）。

引用：大分合同新聞