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「走りたい!」難病を超え走る喜びを実感 両足義足ランナーの挑戦 大分  

Jun 4, 2022

29日行われた、大分県障がい者スポーツ大会で史上初めて両足が義足のランナーが出場しました。難病を乗り越えた男性の新たな挑戦に密着しました。 大分市に住む久多良木隆幸さん。県内で唯一の両足が義足のランナーです。 走り始めて1年、国指定の難病も克服し初めて大会に臨みます。 (久多良木隆幸さん)

「調子はまずまず。ちょっとずつ良い感じでフォームも固まってきているので、頑張れると思います」 3年前、電撃性紫斑病という手足の先から壊死する病気にかかり、両足の膝から下と両手の指の一部を切断。病院で寝たきりの生活は1年に及びました。 リハビリに励む原動力は走ることへの憧れ。入院中に偶然、義足でフルマラソンを完走した60代の男性をSNSで見て、自分も義足で走りたいと強く思いました。 その思いに応えようとリハビリ担当の理学療法士や義肢装具士などが「チームクタラギ」を結成。ボランティアで練習をサポートしています。 (久多良木さん) 「僕が楽しんで走るために楽しい雰囲気も作ってくれるし、環境もつくってくれるし、恵まれていますよね。めちゃくちゃみんな良い人です」 ゼロから身体を作ってきたため、これまで走った100メートルは3本。仲間とともに積んできた練習の成果を発揮すべく100メートル完走を目指します。 (久多良木さん) 「チームスタッフ、あとは家族ですかね。やっぱり見てもらいたいですよね。ここまでやっとスタートラインに来たよということを。何とかここからまた先を見るためにスタートラインを精一杯楽しみます」 いよいよ大会当日。両足義足のランナーは県の大会では史上初。目標の完走に向けてスタートです。 これまでスポーツの経験はほとんどないという久多良木さん。序盤はバランスを何とか取りながらペースをつかむと徐々にスピードアップ。懸命に腕を振って最後まで走り、自己ベストの20秒21でフィニッシュ。 支えてくれる家族や仲間の前で力強く走り切りました。 (久多良木さん) 「長いようですが、案外短かったですね。想像していたよりはあっという間にゴールな感じで、めちゃくちゃ気持ち良かったです。スタートラインではあるんですけど、一つの区切りではあるので、またこれからさらに上を目指してもっと楽しめていけたらと思います」

引用:BS大分放送

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