株式会社しゃもじが2023年10月より開始した、野球特化の身体能力測定及び怪我予防システム・パフォーマンス向上ツール「Suportal(サポータル)」が注目を集めている。
「Suportal」とは怪我予防を中心とした「身体能力測定/怪我予測システム」を提供する日本初(※)のサービスで、怪我予防=強化という位置付けのもと、年間を通して怪我のリスクが少なくプレーの質が向上する本質的な体作りをサポートしていくという。 ※株式会社しゃもじ調べ(調査年月2022年12月)。
日本国内における投球障害予測システム及び出張型の身体測定サービスにおいて
■まずは身体能力測定で選手の強みと弱みを把握! 事前にスタッフからヒアリングがあり、それを受けて、基本項目に加えてチームの状況や要望に基づいた最適な内容になるオーダーメイドの測定を行う。これにより、選手一人ひとりの現状値が可視化され、客観的な強みと弱みを把握することができるという。 ※個人単位での測定は別途相談 【画像】Suportalアプリ内で視聴できるトレーニング動画の一例
■身体能力測定後は結果を専用アプリにフィードバック 身体能力測定後は、結果をSuportal専用のアプリへフィードバックしてもらえる。アプリを見ればいつでも結果を振り返ることができ、トレーニングの目標立案にも役立つ。 整形外科医の石井先生(松戸整形外科)と理学療法士の亀井先生(松戸整形外科)が開発したシステムによって投球障害の発症確率を割り出すことができるため、怪我をする確率を前もって知ることも可能だという。 このSuportal専用アプリには、福岡ソフトバンクホークスと東京ヤクルトスワローズで10年間トレーナーとして活躍した中原さんによる多数のトレーニング動画がアップされており、投球障害予測から逆算した怪我予防エクササイズとパーソナライズプログラムも充実している。また、「球速UP」や「肩力強化」といった目的別プログラムも組まれているため、選手一人ひとりのコンディションや目標に合わせてトレーニングを行うことができる。
■専用アプリではコンディション管理も! ほかに、Suportal専用アプリには1日の投球数や日々の疲労度や痛みの有無や箇所、痛みの度合いなどを記録することもできる。これにより、選手が自身の身体不調に気づきやすくなり、監督も選手一人ひとりの好不調が一括で把握できるため、大事な試合に合わせたコンディション管理が手軽に行えるようになる。コンディション入力はLINEと連携しているため、習慣化しやすいのもポイントだ。
■野球界発展への活動も 株式会社しゃもじでは、「Suportal」とは違った角度からも、野球界の発展に寄与している。 経済的な理由で野球を始めることができない小学生の支援や、木製バット製造の元となる木である「アオダモ」の植林活動等、野球の未来に繋がる活動を支援するため、同社独自の支援制度「しゃもじポイント」を創設。このポイントは、同社サービスの利用者が利用状況に応じて月毎に加算されていき、一定数貯まると、支援したい活動を選んでもらうことで貯まったポイント数(=金額)をその活動へ寄付することができるという仕組みだ。
さまざまな取り組みを行っている同社だが、代表取締役・土井良記氏に今回ローンチした「Suportal」の開発秘話などを聞いた。
「開発のきっかけは?」
私自身、甲子園出場を目指しながらも高校2年生のころに怪我で苦しんだ経験があり、自分のように怪我に苦しみながらプレーする選手をなくしたいとの思いから本サービスの開発をスタートしました。専門家に話を伺うと、怪我を予防するための行動ができていないという問題点と怪我は未然に防ぐことができるという新たな発見を得ました。そこから、膨大な野球選手のデータをもとに完成された投球障害予測システムをベースに、怪我を未然に防ぐための施策を開発し本サービス内に組み込みました」
「開発で苦労した点は?」
アプリ開発中に課題は山積しておりましたが、Suportalの軸である“ケガ予防×パフォーマンス向上”の原点に何度も立ち返り、ブレないサービス設計を心がけました
「今後の展望は?」
将来的に、野球のみならず他競技への展開を視野に開発を進めております。また、トレーニング面からのサポートのみではなく、食事面からもサポートしていくためにアスリート向け栄養宅配食を2024年中のリリースに向けて着々と準備を進めております。スポーツに関わるすべての人が幸せになれる未来を創れるように粉骨砕身で日々挑んでおります
「ユーザーへのメッセージは?」
Suportalの提供を通じて、予防医学の認知拡大および野球界から怪我をなくすことを目標にみなさまにご利用いただければと考えております
引用:One News
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