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今回取り上げるのは、「Flat Glamping Nagasaki」。「グランピング×ユニバーサルデザイン」をコンセプトにした、日本初(※)となる施設全体がユニバーサルデザインのグランピング施設が2023年12月6日(水)、大村湾を一望できる長崎県長崎市長浦町にオープン予定だ。同施設について、支配人の松林さんに話をうかがった。 ※運営会社である株式会社ユースリー調べ。日本国内における「敷地内全体がユニバーサルデザインのグランピング」として調査。調査年月(2023年9月)
――「Flat Glamping Nagasaki」オープンの狙いについて教えてください。
訪問看護事業、障害児が通う施設を運営するなかで、生活が安心して送れるようになった先に、安心して外出できる場所が必要だと感じました。外出できたとしても、環境的に安心して宿泊できる施設がないため、理学療法士、看護師、薬剤師など医療職が意見を出し合い、安心して宿泊できる施設を作りました。
――「Flat Glamping Nagasaki」のイチオシポイントを教えてください。
大村湾を一望できるロケーション、朝日も夕焼けも、月も星空も、雨でも曇りでも息を呑むほどの絶景。その絶景をいつでも楽しめる、冷暖房完備で広々としたドームテントと、屋根付きのBBQスペースがイチオシポイントです。
――「グランピング×ユニバーサルデザイン」というコンセプトはどのようなアイデアがきっかけで生まれたものですか?
医療的ケアが必要な方や、その家族と向き合うなかで「車椅子で遊びに行ける場所がない」「障がいがあるから、旅行に行けない」「体温調節が難しく、外出のハードルが高い」という声を多く耳にしました。多くの家族が、障害を理由に旅行に行くことをあきらめていたのです。そこで、「すべての人に旅行体験を。旅行をもっとFlatに。」というスローガンのもと、健康な人も、障害のある方も、すべての人が楽しめる施設を作ろうと決意しました。
――敷地内全体をユニバーサルデザインにするにあたってどのような苦労がありましたか?
段差を少なくするために地盤改良を行い、砂利やコンクリートが大量に必要で、さらにすべてのドームテントにトイレと浴室を設置することで、コストもかさみました。また、トイレや浴室の設備、家具にいたるまで、一つひとつの物を選定することが大変でした。建築チームと企画運営チームで何度も協議を重ねることで、すべてにこだわり抜いて決めていくことができました。
――最後にメッセージをお願いします。
家族でも、恋人でも、友達同士でも、障害があっても、すべての方が旅行を楽しめる施設です。心が洗われるような朝日、大村湾を鏡にした月光、対岸を彩る夜景をぜひ堪能しに来てください。
■誰もが安心して宿泊できる「Flat Glamping Nagasaki」の特徴は? 建築・内装・家具などさまざまな部分にこだわった空間設計が行われた「Flat Glamping Nagasaki」。医療職の人たちの意見が詰まった施設になっており、誰もがグランピングを楽しむことができる。 また、理学療法士の資格を持ったスタッフが配備され、目配りが最大限行われるように、部屋は4棟限定。そのうち2棟は風呂・トイレともに車椅子対応になっており、より支援が必要な人でも安心して施設を利用できる。 さまざまなアクティビティを楽しむことができるのも「Flat Glamping Nagasaki」の特徴のひとつ。オリジナルコースターの製作や蜜蝋体験、薪割体験、焚火など、ここでしかできないさまざまなサービスを提供している。 さらに、屋根付きの屋外ダイニングスペースでは、長崎ならではの地元食材を使ったBBQを堪能できる。 大村湾に望む朝日も絶景。挽きたてのコーヒーとともに最高の一日の始まりを体験できそうだ。 朝食にはホットサンドが提供され、チェックアウトの時間まで存分にグランピングを楽しめる。 全国で初となる敷地全体がユニバーサルデザインのグランピング施設。これまで、身体的な不自由などを理由として旅行をあきらめてしまっていたような人も含め、誰もが楽しむことができる「Flat Glamping Nagasaki」。ぜひ一度、チェックしてみてはいかがだろうか。
文=吉田知生
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