在宅生活を楽しむ会「仕事やボランティアワークについて考える」にリハビリテーションの本質をみた 東京都墨田区

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在宅生活を楽しむ会「仕事やボランティアワークについて考える」にリハビリテーションの本質をみた 東京都墨田区

May 1, 2023

2023年4月7日(金)に東京都墨田区で在宅生活を楽しむ会が開催され、地域の高齢者、障害者や医療・介護に関わる約30名が参加しました。

在宅生活を楽しむ会は、介護保険、医療保険を利用しながら在宅で生活をする人やそのご家族、サービスを提供する事業者が中心となって地域・社会を活性化することを目的とした会です。

今回のテーマは「仕事やボランティアワークについて考える」。東京都墨田区本所にあるデイサービス・ケットで開催されました。

吉田 正 代表

会は代表の吉田 正さんより、挨拶と乾杯の発声で開始。ここはデイサービス施設であるはずなのに、参加者は各々にオーダーした生ビールやハイボールなどを片手に乾杯してます。昼間はデイサービス、夜間帯は「ヨルケット」としてアルコールと食事が楽しめる居酒屋に変身するとは驚きでした。

 

デイサービス施設とは思えないポップな外観

 

驚いている私をよそに、実行委員長の北岡秀朗さんから、高齢者や障害者の仕事探しについてハローワークの担当者に聞いた内容の情報提供や地域のボランティアワークや在宅就業支援団体の紹介がされます。「この件に関しては、窓口の○○さんに電話するとスムーズです。」など、地域ならではの口コミ情報が伝えられたり、インターネットからは読み取れない情報を補完していました。

その後、情報を元にしながら、近くの人達との交流が始まります。

地域の医療・介護スタッフや福祉用具事業者を初め、地域の高齢者や障害者の方との交流。その中で、会の活動の新たなアイディアが創出されていました。

昭和歌謡「バガボンドバンド」の小山さんが飛び入り参加

 

終盤には浅草周辺で活動している昭和歌謡「バガボンドバンド」の小山さんが飛び入り参加。若い人が歌う昭和歌謡は、幅広い年齢層の参加者を大いに盛り上げてくれました。

サービス提供者とサービス利用者の垣根を超えて、どうしたら楽しく、もっと生きやすくなるのかを地域で話し合う場。ここに一つの理想的なリハビリテーションのかたちがあるように感じました。

取材/文:重國宏次 

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