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京大の152キロ“秀才右腕”の育成プランは? スカウトが描く原石からの1軍ロード

Nov 16, 2022

指名挨拶、仮契約を終え京大2人目のプロ野球選手誕生

ソフトバンクから育成7巡目で指名された京大・水口創太投手が11日、同大で指名あいさつを受け、正式に入団を表明した。仮契約も結び、京大では2人目となるプロへ進んだ“秀才右腕”が誕生。福山龍太郎アマスカウトチーフは「簡単に150キロ前後を投げる。原石」と、高く評価し、今後の育成プランについても言及した。

水口は身長194センチ、体重100キロと恵まれた体格を誇り、最速152キロの直球とフォーク、カットボールを武器とする大型右腕。同大では医学部人間健康科学科に籍を置き、勉強と野球の文武両道を貫いてプロの扉を叩いた。

指名あいさつに同席した福山アマスカウトチーフは「素晴らしい学生だが、我々は能力を純粋に評価している。大学生なので基本的には即戦力という価値観はあると思いますが、彼の場合はしっかり育成していく。類まれな大きさ、球のボリュームを2、3年かけて育成していく。その原石という評価です」と、改めてポテンシャルの高さを絶賛した。

今秋のドラフトでは育成指名となったが、将来のプランは明確に持っている。京大では文武両道。十分な練習量を確保できなかったこともあり「プロの練習量、基礎的な部分、ランニング量、ウエート、技術的なフィールディングなどは積み重ねが必要。彼はまだ経験値はそこまでない。そこを分かった中で指名している。時間をかけて素材を引き出していきたい」と、来春のキャンプを含め長い目で見ていくことを明かした。

育成プランを伝え聞いた水口は入団を決意「野球に集中できる環境が凄かった」

体ができ上がってくれば、甲斐野や杉山のような150キロ以上の直球で押す“剛腕タイプ”になる可能性も秘めている。同スカウトは「引けを取らないものは持っている。2、3年目ぐらいで体が5~10キロ近く大きくなれば(球速も)154、5キロぐらいは出てくると思う。そうなれば期待とか夢がふくらむ。簡単にあれぐらいの球威が出てくるのは、今のアマチュア、今年のドラフト候補でもいないというのが我々の判断」と言い切った。

育成指名で、当初は入団へ難色を示していた水口も、4軍制を敷くことになった育成システムを伝え聞くと「野球に集中できる環境が凄かった。もう野球に集中するしかない、支配下を目指してやっていきたい」と、目を輝かせ入団を決意した。

今後は1月に卒業試験、2月に理学療法士の国家試験を受ける予定。自主トレや春季キャンプでは遅れを取るが、時間をかけ一歩ずつプロへの階段を上るつもりだ。

(橋本健吾 / Kengo Hashimoto)

引用:Full-Count

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