9職種による質の高いチーム医療と、医療リハビリテーションの基本の3種類

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9職種による質の高いチーム医療と、医療リハビリテーションの基本の3職種

Apr 11, 2022

9職種による質の高いチーム医療

医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ケアワーカー、医療ソーシャルワーカーと、9つの分野の専門家が質の高いチーム医療を展開するのが、回復期リハビリテーションの大きな特徴。脳障害や運動マヒをはじめとした後遺症の回復、そして日常生活動作の改善・向上という共通の目的に向かって、365日切れ目のない医療・介護サービスを提供します。

9職種による質の高いチーム医療

  1. 医師
  2. 看護師
  3. 栄養士
  4. 薬剤師
  5. 理学療法士(PT)
  6. 作業療法士(OT)
  7. 言語聴覚士(ST)
  8. 看護補助者
  9. 医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)

 

入院が決まるとまず、医師、看護師、リハビリスタッフ(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が一堂に会し、患者さん一人ひとりに合ったリハビリテーション総合実施計画を作成。それをもとに、個別活動やレクリエーションを通じたリハビリテーションが行われます。また退院に向けては、医療ソーシャルワーカーがメインとなって各種手続きや情報提供などを担い、スムーズに在宅復帰ができるようサポートします。

このように手厚いサービスの一つ一つは、患者さんやご家族が入院を検討してからスタートし、社会や家庭への復帰実現に向け続くのです。

 

 

医療リハビリテーションの基本の3職種

回復期リハビリテーションで受けられるリハビリサービスは、多岐にわたります。疾患によって不具合のある内容は違いますし、人によっても変わってくるためです。例えば、脳卒中により言葉がうまく発せられなくなった人と、骨折で歩けなかったり、生活動作が不自由になったりした人では、同じリハビリにはなりません。また同じ疾患でも患者さんごとに重症度や、発症年齢なども異なりますので、一人ひとりに合ったリハビリが必要になります。
回復期リハビリテーション病棟では、あらゆる患者さんの状況を想定し、それぞれのゴールを設定した上で、リハビリ内容を決定します。 回復期リハビリテーション病棟で行われるリハビリ内容は、大きくわけると「理学療法」「作業療法」「言語療法」の3種類があり、その中で一人ひとりへ合わせて組み合わせていくのです。

 

理学療法

理学療法士(PT)が担当。運動器官のリハビリを行う。起きる・立つ・座るといった基本動作のトレーニングや、歩行訓練など。リハビリ内容によっては、専用のリハビリ機械や用具を使うことも。

 

作業療法

作業療法士(OT)が担当。身体的、精神的に障害のある人が自分で生活ができるようになるよう、「着替えをする」「入浴をする」「料理を作る」「仕事・作業をする」というように、日常動作や仕事に近い動き、作業活動を通じて、体の諸機能の回復・維持を図ります。

 

言語療法

言語聴覚士(ST)が担当。「聞く」「話す」「物を飲み込む」といった言葉や聴力、嚥下(飲み込み)に関わる障害の改善訓練を行う。専門的なプログラムにより、人対人のコミュニケーション訓練などが行われることもあります。

 

 

出典:回復期リハビリテーション.net

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